「だってラルゴだぞ!ラルゴ!!」
「ならティアはどうなんですか?」
「師匠はカッコいいからいいんだよ!!」
「「は……?」」
「「へ……?」」
「ナタリアが可哀想だというのは外観が問題なんですか?」
「だって血が繋がってるんだぜ?カッコいい方がいいじゃねーか」
「……うげ。インゴベルト陛下だってあんまりカッコよくはないと思うけど」
「失礼ですよ、アニース」
「てへvルークほどじゃありませんよ〜」
「まったく……何を言い出すかと思えば」
「ティアはいいよなぁ。ヴァン師匠と血縁だもんな。やっぱりなんか似てるし」
「ルーク!それは偏見だわ!!」
「痛っ……痛いってティア!!」
「うわー怒っちゃったねぇティア」
「まぁヴァンは美形というより男らしい顔立ちだしなぁ……」
「まゆげぼーんで髭ばーんだもんねぇ……ルークってばなんであんなのがカッコいいわけ?」
「さぁ……ルークの美的感覚はそれほど狂っちゃいないはずなんだが」
「公爵夫妻といい、ガイといい、優男的な美形は見慣れてるんじゃないですか?」
「優男ってな……」
「おや、失礼。公爵夫人は優しげな美人でしたね」
「……あんた分かっててやってるだろ」
「何のことです?」
「もーいい……」
「はっはっは」
「にしても……馬鹿な子ほど可愛いというか……」
「まぁ教え甲斐はありそうですねぇ」
「あんたが言うと如何わしく聞こえるのは気のせいか?」
「そういうものもお望みとあれば教えてきますが?」
「!?」
☆フェイスチャット風に。(文字だけでそれは……;)